― talk 10 .
では world's end girlfriend [the lie lay land] についてアツく語りましょうや
すばらしいね。一言まず。そして何より検索ワードもバッチリやね、のっけから
あはは。しかし、すばらしいでは収まりがきかないね
仮に、電気音楽志してなくてもいいね。てかあれつまんない、っていう人間いるのかね?
そりゃいるよ
何ぃ!?誰だ、出て来い。許さん
例えば音楽関心ゼロのizzo妻氏
妻氏って。あーその線があったか。ドリカム好き、とか言ってる人間には理解不能か、あ、ドリカム違いね
そう、その線の人達も除外してはいかんよぉ。ご理解いただけないでしょうな、残念ながら
そうだなあ。所詮万人向けではないのか
たとえ良いと思ったとしても本質は見えてないだろうね
ふむ、本質か。 総合芸術だと思う、あれは
あらゆる要素が詰まってますよね
うん。大友良英氏に理解があるとまた聴き方がちがうんだろうねえ
どかなぁ、聴き方というか音楽レベルが接近してると思うから、比較対象として板には書いてみた
なるほど。個人的に振り返ってみると、10年サイクルでこーいう盤がめぐってくる気がする。前も言ったけど、かつてはジョン・ゾーンがそうだった
これから先もっと周期が短くなるかもしれないですね
前田氏っていくつなんやろ?
30代じゃない?想像だけど
ファミコン/ジャンプカルチャー世代か
プロフィール欲しいなぁ
顔すらわからんし。インタビューも無いな
この[the lie lay land] は今後の音楽史に出てきて当然のものだからね
その通りですな。マニアックに音楽を聴きあさりたい人は避けて通れない盤ということで
必聴盤だよね
そういや、父親の影響で幼少からクラシックを聴いていた、ってのは読んだよどっかで。なんか記事出してみるか

 http://www.noble-label.net/ … noble
 http://www.cubicmusic.com/japanese/artist/weg.html … cubic music
 http://www.listen.co.jp/xtpart1000403.jsp … listen.co.jp 簡単略歴
 http://www.bounce.com/interview/article.php/581/ … bounce インタビュー
 http://seter.nobody.jp/erw.html#weg … eR レビュー

5/29にライブやるじゃん!行っとくよこれ。行かないとまずいでしょ
レポと写真頼みます
[The Lie Lay Land] の具体的にどこがいい?過去の作品と比較してもいいし
そうだねえ・・まずね、今までの盤は、それぞれに特化していいんだよね。たとえば、ポップなミニから1st、 [farewel kingdom] の壮大さ、[dreams end come true]の外部アーティストの起用とか実験性 。そしてここへ全て帰結する、わけだ
いままでのものを踏襲して乗り越えた感じだよね
まさに荒行を成し遂げた感じですなあ
一線を越えたある意味凡人が行けない境地ですね
で、われわれ凡人はご拝聴にさずかっている、ってことで
[The Lie Lay Land] の構成的にはどうよ
ちと脱線しますが、ここ数年プログレリヴァイヴァル的なものはあったんじゃないかなあと思うんですよね、往年の
ほうほう
で、親が聴いてる60年〜70年ぐらいのいろんなアーティストの素養がぶっこまれてるわけですな、前田氏に。それが如実に@〜Bの構成に出てると思います。長
なるほど。では@〜Bの展開を踏まえてC〜はどうでしょう
Cはまさに一休み
そうゆう意味では交響楽的構成ではあるよね
そうそれ!それがたとえば、前作ではいまいちこなれてない感じだった
前作で試用してみて手応えを感じたのかもしれないですね
なるほどー。今回は外部起用が多数ですので、刺激がアップしたのも好結果かと
Gまで聴いてかなりの緊迫感で聴き手は高揚感で疲労してくると思うんですよ。そこでHのドラムンベースは凄いと思う。力の抜けさせ方が自然でうまいよ非常に。そんであのラストですよ。起承転結が明確でその原理を巧みに使ってると思います。どうでしょう
Shinichi君は自分の嗜好背景とかなりリンクしてるんじゃない?特に精神的に。自分のかゆいところに手が届く構成、というか
クラシックから入ってはいるけど、滅多に聴かないよ。交響曲とか嫌いだし。特にあのもわもわした音響 ― オーケストラの響き自体が生理的にちょっとムリなんだよね オペラしかり
わかるわかる。だからあっちにいくのやなんだよね、嗜好として
うんうん さすが相方ですなぁ
わはは。あれは本当にストリートカルチャー的なものと違う世界なんですよ
世の中のクラシックのポジションにはほとほとうんざりしてるよ。あんなものはヨーロッパの伝統音楽でしかないわけじゃないですか
そうだねえ。オーディオこってる人も、そーいう視点でややこしい人多いしね。だから完全なクラシック畑の人は聴けないだろうね。「なんじゃこのカス」とかいってね
頭硬い人ばかりじゃないだろうけど、悲しい現実ですよね
まね。ジョン・ゾーンやボアってのはその垣根にいる人たちじゃないですか、そこに新たな仲間が加わった、というかね。で、わたしゃねえ、この盤はかなりロック/ポップス的素養背景の耳で聴いたんですよね、今回は
ほほう
まずエレクトロニカ的手法が今回はあくまで”効果的”でしかない。だってさ、いまどきこんなポストロック的な、いなたいリズム/ドラムとか、ディストーション効いたギターとかさ、ありえんよ
効果的だけど主体的ではなかったねたしかに
音楽的にはなになにあるかな?ジャンル的に
おれはエレクトロニカ的素養背景の耳で聴いてたけど次第に現代音楽的に聴いたかもしれないなぁ
なるほど。音響+ノイズ+プログレ+インディロック+オーケストラ+エレクトロニカ・・・でどうですか公式
めちゃくちゃだなあ
実はここで、ジョン・ゾーン的へヴィメタル解釈と非常に相通ずるものを見ました
超越しててもはや「音楽」としか言えないよこれは
統括するブレインである前田氏のメロディセンスが、「音楽」として機能する秘訣かと思うけどどうか
それだ!メロディのクセは独特のものありますよね。それが無かったらそこらの実験的な現代音楽的エレクトロニカで終わってしまうよ
おお!一致した。がしーん。じゃあこのトークの〆として、近似値のある他アーティストの盤を掲載したいと思うのですが
難しいこと言うなあ。近似なものかあ・・・ありそうでないなぁ。そこが独特の world's end girlfriend の虚構感なのではないでしょうか
もっと平たく言えば「これも聴け」みたいなの
大友良英 [革命京劇] これでいい?
う〜〜〜〜ん、だあめ。3枚はほしいね、編集上。あるだろーあんた、人に常にさんざんわけわかんないものススメるぐらいなんやからさ
ぎゃはははは、わけわかんないって
私は久しぶりにロック視点のもの主に挙げたいと思います

    MR.BUNGLE [MR.BUNGLE]
    D*NOTE [BABEL]
    STEVE REICH [EXCLUSIVE SELECTION]

ウェグの理解を深めるお助け盤みたいなのとかでいいかな?
おお!なんだわかってるやん。もったいぶるなあ
じゃ

    WECHSEL GARLAND [WECHSEL GARLAND]
    UNIVERS ZERO [UZED]
    CHARLES HAYWARD [DOUBLE AGENT]

おお!いいとこ出すなあ・・・といっても上二枚はわからんから今度まわして
あいあい
チャールズかあ・・・ディスヒート出してもいいな、オレ的には
ディスヒートのファーストアルバムってレアだよね?
めっちゃレアでっせ。CD無いもん
昔、中古屋で500円くらいで買ったんだけど、ヤフオクで1万以上で売れてビビったよ
わはーすげえ。商売やん
つうことでたまにはizzoさんに締めをお願いしましょうかな
ありがとう Katsuhiro Maeda 様。次に期待しますけど大丈夫ですか?

<談 2005年 3月27日、東京-兵庫間 msn messengerにて>